脱養分シリーズはじまるよ
「入門を一通り終えてトレードを実際にはじめたはいいが全然勝てねえ!どうなってんだ!」
そんな悲しいたぬきたちのために、このコーナーを設けました次第ですたぬ。
いつまでも負けてらんねえだろ!?!?!?!?
よって、少々厳しいことを申しますが、これは「オレさま上級者、養分乙」的なマウントの意図ミジンコございません。
ここに書くことの多くは過去に環自身が通ってきたことでもございますたぬ。
一緒に頑張りましょう、そういうつもりでございますたぬ。
そして脱養分に成功し、億ったら是非たぬきの絵を買ってくれ。これがこの記事を書く環の利益です。
たぬきの絵は非常に高額なので、忘れてよし。焦らずゆっくり稼いでまいりましょう。

ではさっそく今回の話に移りましょう。
「海外FXは追証なし!ゼロカット!借金しないから安心!」
そんな謳い文句で、せやなせやなとトレードはじめたたぬきちゃんたち。
確かに、ゼロカットはあるに越したことなしです。
借金の可能性があるかないかでいったらそりゃない方がいいに決まってら〜よ。
・・・しかし実際にやってみると、ボロ負けしまくり入金してはゼロカットを繰り返してる方もいらっしゃるんではないでしょうか。環もBitmexで何度清算通知いただいたことか・・・。
借金するよりはマシだが、しかし結局入金額が全部パーになったら悲しい悲しい。
少額入金だったとしても、ゼロカされた額もチリに積もれば何十万円、へたすりゃ何百万円、何千万円単位になっているかもしれません。
そんな、「入門したはいいが一度も出金できたことねーよタコ!」というたぬきのための記事でございますたぬ。

今回の目標: 生き残ること
今回の目標は、ゼロカされず生き残ること!
これがトレードの最低ラインです。
まずは生き残ること。
そして次に、なるべく負けないこと。
その上でようやく、勝つことを目指す。
そんなイメージでいきましょう。
ゼロカットに甘えんのやめましょうよ
ゼロカットは本当に最後の最後で絶望しないためのもの
まずこっからです。
「ゼロカット」は借金という最悪の事態を回避するというただそれだけのものですたぬ。
証拠金がマイナスになるようなトレードを避ける。これが基本です。
なので、ゼロカットありきのトレードはやめましょうよ。
もちろん、ほぼギャンブルのつもりで、ゼロカットを背にハイレバしてみることは誰にでもあるかもしれませんし、否定はしませんたぬ。環もまあやるときゃやりますし。
しかしそれは、やったとしても余剰資金中の余剰資金、ごくわずかでやるもののと存じます。
そのようなこと、一度も出金できたことがないようなたぬピーがやることではないんではないかということで、今回の記事ではやはり「ゼロカは回避すべし」前提でお話しましょうよ。
証拠金の使い方どうなってんのよ
色々ありますが、ゼロカットの大部分はこの辺に由来すんじゃねという気がないこともなかろうよ。
① フルレバやめよう →ロットを落とす
まずフルレバやめましょう。話はそれからだ。
最大レバレッジはBTCFX100倍、海外FX400倍くらいあると存じておりますたぬ。XMに至っては888倍!
確かに、レバレッジを活かした短期トレードは、うまく使えば非常に素晴らしい取引が実現できると思いますたぬ。
環はハイレバを否定しませんし、自分も場合によってはかなりレバレッジをあげて鉄火場で金拾いに行くなど致します。
しかし今申したように、「うまく使えば」という条件つきです。
常に証拠金カツカツのポジでゼロカットを繰り返して無限に退場してるとしたら、それはうまく使えてない何よりの証拠なんじゃなかろーか。
というわけで、もし退場ばっかりしてるようでしたら、レバレッジを引き下げましょうよ。
MT4(クロスマージン)だと、こう言い変えたほうが早いかも。
要するにロット数を抑えましょう。
少なくとも、常時ハイレバでパンパンにしたポジションをぶん回すというのは天才的にうまいトレーダー以外には無理なんじゃないかと思われです。環も凡たぬきなので無理!
ハイレバをかけるのはここぞというとき。
メリハリつけたトレードがよかろうよ。
② 少額やめよう →証拠金30万円以上用意する
「ハイレバゼロカットだから少額からでも始められる!」
という話を真に受けて、マジで少額からフルレバで初めりゃ〜そりゃゼロカットされましょうよ。
結局数万円くらい入金して、ロットをギリギリいっぱいで持っちゃうんでしょう。
ビットコインだったら0.01BTCで100倍で1BTCポジるとか。
しかし・・・
少額スタートはフルレバの始まり!
とても自制心があるなら別ですが、多分ないからゼロカットしまくってるんでしょうよ。
そんなわけで、今度から少額スタートはやめましょうよ。

「じゃいくらくらい用意しらいいか」ということですが、
トレードのやり方によってそれぞれだと思いますけども、最低30万円くらいの証拠金を用意してみてはどうでしょうか。
「そんな金ねーよ!タコ!」
という怒号が聞こえてくる気がしますが、まあそんくらい貯めようや。
焦らず行くのが大事なことです。
③ 証拠金維持率200%以上を保つ
以上のことと同様ですが、証拠金維持率カツカツは避けとくのが基本ですたぬ。
手法によりけりですが、ゼロカット連発されてるんでしたら、とりあえず300%くらいは余裕見ておいたら良いんではないかと思われです。
証拠金維持率が低ぎるというのは、大雑把にいえば身の丈にあったロットではない、ということでしょうよ。
ゼロカットになりまくるたぬきは、100%割れが常態化してないでしょうか。
見直してみるとよかろうよ。
入金などのボーナスは守備力増強アイテム
「入金ボーナスもらったら実質的にレバレッジがさらに倍!」という気持ちでフルレバ回してる方もいらっしゃるかもしれません。
が、すでに書いたように、フルレバは極力避けたいところです。
入金ボーナスはむしろ、証拠金維持率を支えてくれるもの、と捉えると良いかもしれませんたぬ。
つまり、ボーナスは攻撃力を高めるというより、守備力を高めるアイテムとして捉えると良いかもしれませんたぬ。
ボーナスに頼りっぱにせず、あくまでプラスアルファ的なものと捉えると無茶はしにくいと思いますたぬ。
ボーナスで証拠金を底上げする
そのうえで、「原資が30万円もないよ悲しいよ」という方でも、ボーナスを利用することで証拠金30万円のスタートに近づけましょうよ。
例えばiFOREXは通常、10万円まで100%、それ以降40%のボーナスがつきますね。
20万円入金すれば14万円分のボーナスがつき、合計34万円の証拠金でスタートできますたぬ。
その34万をフルレバでブン回さず、今まで見て来たような抑制的なトレードをする。そういうことのためにボーナスを使って見ましょうよ。
あくまでも「守り」で使うイメージで行くと良いと思いますたぬ。
なお、たま〜にキャンペーンが強化されることがありますたぬ。2021年1月はiFOREX、AXIORYがキャンペーンやってますので見てたらよかろうよ。
そのポジションどうなってんの
① なんでポジってなんで利確したんすか
負けてる方や初心者の方を見ていると、なんでそこでポジってるのかよくわからないなと思うことございますたぬ。昔の環もだいぶ酷かったりしましたもんです。
もちろん手法自体は色々あると思うんですが、特に何のラインもひけなさそうなタイミングで入っていたり、あるいはどうして今利確(損切り)したかよくわからなかったり。
板と出来高だけみて、ラインどころか価格を全くみないトレード手法とかもありますが、初心者向けではないと思うのでここでは度外視しますたぬ
チャートパターンだの理論だの・・・実際の相場は見てますか
本当に酷い場合は「何の理由もない」ということですが、そこまでめちゃくちゃやってなくても、根拠が弱いというのもあると思いますたぬ。
例えば、「こんな感じのチャートなら目線はどっち?」みたいなクイズがよくネタにされると思いますたぬ。

「高値安値がどうこうで〜」「角度がなんたらで〜」「なんだかんだで〜」
教科書的にはそんな感じのことが思いつくかもしれません。

・・・手法はそれぞれありまして、勝てるようにやったら良いと思いますが、正直こんなこといくら考えても仕方ないんではないかと環は思いますたぬ。
「根拠が大丈夫か」というのは、こういうことばかりやっていないか?ということです。
もっと相場自体をよく見ようそうしよう。
「少額でテキトーにゼロカットしもいーや」なら、まあそういう感じでジャンケンポンしてもいいかもしれませんが、この記事ではそういうことはしませんゆえ、とにかく相場を見たほうがいいんじゃねと思う次第であります。
屁理屈たぬきの余談
というわけで、上のようなクイズ?ナゾナゾ?に関してはあんまりどうなんでしょうねと思う環ですが、あえて乗っかって屁理屈をこねてみましょう。
上のやつだと何の情報もないので何を考えても無意味、ジャンケンポンだと思いますが、ここで情報を補完します。
銘柄をダウ、時間足を30秒足として・・・

こういう感じのチャートだったとしましょうよ。
環だったら、これはとりあえず赤いラインでロングで考えます。次第。
「いやこんな角度でロングは絶対無理!何でそう思うんよ」と思ったぬきは、ダウを30秒足で、寄り付きを毎日、何ヶ月かチェックしてみましょう。
このブログにある実例ですと、この辺りでしょうか。ダウでなくSPXですが。

むしろ角度は急な方がロングしやすいです環的には。なだらかだと落ちそう。この辺りみたいに。
こういうのをチェックするのが面倒くさいというなら、裁量(自動取引じゃない手動取引)でのデイトレやスキャルピングはやめたほうがよかろうよ。
山で芋とか掘ったほうがいいと思う次第です。
② 上手に負けよう
勝率100%を目指すのは率直に申して狂気の沙汰!
むしろ大事なことは上手に負けることですたぬ。
リスクリワードを意識しようと言われてもピンとこないようでしたら、「上手に負けましょう」ということを意識してみましょうよ。
そこで、エントリー前に必ず考えたいのは損切りの設定ですたぬ。
どこまでいったら損切りするのか、決めてから入ってるでしょうか。
そして、決めたにも関わらず、途中でストップロス(損切り指値)を遠ざけてはおりませんでしょうか。
これらをあらかじめ考えていないでエントリーするというのはほとんど特攻みたいなものでしょうよ。
しかし許容損失額の設定はなかなか難しい
損切りということで、1回、あるいは1日あたり、いくらまでなら損をしても仕方がないのかという許容損失額ですが、これの設定はなかなか難しいですたぬ。
基本的には何回負けたら破産するか(破産確率)とか、どれくらい勝ってどれくらい負けるか(リスクリワード)、勝率はどんなもんか・・・ということとのバランスで決めよう。
・・・そういう感じでよく表入門の教科書に書いてますが、裁量でコツコツトレードしようと思うと率直にいってちょっと難しく、環も悩んでおります次第です。
例えば、環は以前許容損失額は証拠金の0.5%というルールでやっていたのですが、銘柄によってはすぐにロスカットを繰り返しいわゆる損切り貧乏に陥ったりもしましたぬきです。
ここでやっぱりキモなのは、銘柄によって短期的な値動きの仕方は結構異なるということですたぬ。
この0.5%ルール、指数ではうまくいっていたのですが、ゴールドのレンジとかだと勝率が異常に低くなりましたぬきです。
2020年11月にこのルールを放棄してから、ゴールドでも見違えるくらい稼げるようになりましたぬき。
というわけでして、一律にどうこうというのはなかなか言えないかと存じる次第ですたぬ。
途中までは勝てるんだよというたぬきは・・・
① 勝ったら一定額残して出金せい
勝つと証拠金が増え、自ずとロットも増えるでしょうよ。
すると、一回の負けでめっちゃ金が減るでしょうよ。
負けて証拠金が減った状態なのに、そのまま大きなロットではるもんですから、どんどん金が減っていき、証拠金はカツカツで、最終的にゼロカットに至ると。
・・・どうよ。透視みたいだべ〜よ。そう、環も経験があるのでよくわかりますたぬ。
どう回避するか。
出金したらよかろうよ。
そんなけです。
出金したことないから出金したことないんでしょうよ。シンジローっぽいですが、そういうこともあると思われです。
② 昨日まで勝ってたときと負けた今日では状況が違う
「おかしい!昨日まで勝ってたのに今日は全然勝てん!」
そういうことはよくあるでしょうよ。環もよくある。あるあるです。
ここで破産するたぬきは、もしかするとその今日も昨日と同じようなことをしてるのかもしれません。
ですが、負け始めたことからわかるように、相場の状況が変わったのです。
昨日までのトレンドがなくなったのかもしれないし、あるいはレンジを終えたのかもしれない。
とにかく、昨日まで通用していたことが通用しなくなったのは確かでしょうよ。
それをできるだけ早く認め、対応を変えることですたぬ。
例えば、もし「トレンドで勝っていたのにレンジになったから勝てなくなった」とわかったのなら、その銘柄はトレンドが出るまでお預けにしたらよかろうよ。
③ 負け始めたのにガチャるな
これはもうそのまんまなので特に説明いらん気がしますが、負けてるのに短期売買を繰り返してもろくなことないです。損失がどんどん拡大してしまうでしょうよ。
あのふざけた「うーはースキャルピング」ですら、負けたらすぐやめるということが組み込まれておりますたぬ。
うーはーですら避けてるのに、負けてガチャるのはだいぶヤベーと思ったらよかろうよ。
うーはー以下はヤバイ!
うーはー気になったらこちらご覧ください。まあクソ手法だから知らなくてもいい。
【環式】たまにゴールドで使ってた秒スキャ手法「うーはースキャルピング」
まとめ
以上から、ぎゅっとまとめるとこんな感じですたぬ。

- ロット減らせ
- 無駄なことすんな
- 出金しろ
これだけ守ってみたらどうでしょうか。
つまらんことかもしれませんが、結構変わるかもと思うたぬきであった。